重複したレコードの件数をウィザードを使って取得する【Access】

こんにちはmasalifeです。

今回はデータ内に、重複したレコードが何件あるかを取得出来るクエリを紹介します。

重複したレコード件数を取得出来ることから、「重複クエリ」と呼ばれていて、Accessに備えられているウィザードを使って簡単に作成出来ます。

ウィザードを使うと、Accessからの質問に答えるだけで設定が進むので、初心者でも簡単に重複クエリを作成出来るメリットがあります。

今回はそのウィザードを使って、重複クエリを作成していくので、

・Access初学者の方

・クエリを思うままにデザイン出来ない方

・重複クエリの使用例を知りたい方

にはオススメ出来る内容となっています。

使用データと目標の確認

使用データ:会員ごとの使用日が格納されているデータ

【テーブル】

データ型:会員ID・会員名→短いテキスト型

会員ごとの使用日が格納されているテーブル「T_会員ごと使用日」を使用します。

実際にやってみたい方は各自で同様のテーブルを作成してみてください。

目標:2回以上使用している会員を取得する

【使用データ】で確認(作成)したテーブルを使って、

2回以上使用している会員を取得してみましょう。

「会員ごとのレコード数=会員ごとの使用回数」となるため、

会員名フィールドで重複しているレコード数を重複クエリを使って取得します。

重複クエリウィザードを使う

【作成タブ】の【クエリウィザード】アイコンをクリックします。


【重複クエリウィザード】を選択し、【OK】をクリックします。


使用するテーブル(T_会員ごと使用日)を選択し、【次へ】をクリックします。

*重複クエリはテーブルだけでなく、クエリも使用出来ます。【表示】グループで切り替えてください。


重複データを調べるフィールドを選択します。

今回は、会員ごとを調べるため、会員の情報が記録されている「会員名」フィールドを選択し、【>】をクリックします。

*会員IDを選択しても同様の結果が得られます。

【選択したフィールド】に移動していることを確認し、【次へ】をクリックします。


何も選択せず、【次へ】をクリックします。

*選択しないことにより、重複件数を取得出来ます。


クエリ名を任意に決めて、【完了】をクリックします。


NumberOfDupsが重複件数

2回以上使用している会員(会員名のレコードが重複している)が正しく取得出来ています。


フィールド名を変更して、見た目を整えます。


2回以上している会員と使用回数のデータが完成しました。

さいごに

Access初学者の方は、

ウィザード→出来たクエリをデザインビューで訂正・追加

という流れで学習していくことをオススメします。

クエリの考え方を理解しないまま、直接クエリをデザインしようとすると、

時間だけが経過していってしまうので・・・

この記事で、重複クエリの感覚を掴んでいただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

>ちょっとした悩みを解決        

ちょっとした悩みを解決        



「こういう内容を記事に残してほしい」「これってどうやるの」等、意見・要望があればご連絡ください。
ちょっとでもお役に立てるブログにしていきたいなと思っております。
よろしくお願いいたします。