複数人でデータ入力できるようにしたいんだけど...
事務作業の中でもデータ入力はできる限り効率よく行いたいものですよね。
入力件数が増えれば増えるほど複数人で入力したいものです。
僕はデータ入力の仕組みをAccessを用いて構築してきました。
Accessだと細かい制御もかけやすく、効率的に確実なデータ保持ができるからです。
どういった方法で制御をかけているのか、また紹介できればなと思っています。
今回はデータ入力の仕組みと外部ファイルにデータを追加するクエリの機能を紹介します。
1 |
<strong><span style="font-size: 14pt;">データ入力の仕組み</span></strong> |
仕組みはとても単純で図のようになります。
入力者に入力用のAccessファイルを配布し、入力後、
サーバ側に設置したAccessファイルにデータを追加させています。
サーバ側にトラブルがありデータが追加されていない場合でも、
入力者のAccessファイルに入力データが保存されていますので復旧が容易となります。
入力者のAccessファイルがバックアップとして機能します。
それではサーバ側にデータを追加するクエリを設定してみましょう!
練習用の環境設定
サーバ環境がないため、練習用の環境としてPathとテーブルを次のようにしています。
【入力者.accdb】のテーブル【T_発注】には入力データが保存してあります。
このデータをサーバに設置された【サーバ.accdb】のテーブル【T_発注】に追加します。
外部ファイルに対する追加クエリの設定
1.追加する項目を選択し、追加のアイコンをクリックします。
2.ダイアログボックスが開くので、
【他のデータベース】にチェック⇒
【ファイル名】を選択⇒
【追加先のテーブル名】を選択⇒
【OK】をクリックしたら設定が完了です。
3.【実行】をクリックし、内容を確認し、【はい】をクリックします。
4.実行結果になります。
サーバ側である【サーバ.accdb】にデータが入っていますね。
さいごに
すごく便利なのに、案外知らない人が多い機能だと思います。
サーバを用いて、入力システムを構築する場合はぜひ使ってみてください。
Access(アクセス)の名に恥じない活躍をしてくれますよ( ・∇・)