こんにちはmasalifeです。
令和5年度の1年間、社内でAccess勉強会を開催することになりました。
就業時間外の自己研鑽という形での勉強会は何度か開催したことはありますが、
その都度、今回で勉強会をやるのは最後にしよう
という気持ちでした。
講師側も受講者側も熱量が上がっていかない
仕事で活用する機会が少ないため習得させにくい
不完全燃焼という言葉がぴったりの状況で、何度チャレンジしても思ったようにいかない。
諦めの悪い性格ですが、勉強会はもう絶対やらないだろうなと思っていました。
そんな気持ちの中、葛藤しながら企画した最後の勉強会。
悩んだ部分や想いを込めた部分にフューチャーして紹介したいと思います。
対象者の選定〜若い内から学ぶ習慣を〜
まず最初に悩んだのが参加者を募る対象者をどうするか。
組織の人数は200人を超えるので、全員を対象にすると参加者が膨れ上がって抱えきれない。
悩んだ末、勉強会の対象者は次のとおりにしました。
- 入社2年目〜10年目職員
- 講師としてAccess熟達者
入所1年目は対象者から外しました。
なぜ、1年目は対象じゃないのという声は上がりましたが、
組織に馴染むことを優先して欲しい。
勉強会がストレスになる可能性がある。
という想いがありました。
会社にいるだけで疲れる1年目。まずは元気に会社に来ることを優先して欲しいからです。
経験年数の制限を設けて、入所2年目〜10年目としたのは、
吸収力がある年代を優先的に教えたい
若い内から学ぶ習慣を付けて欲しい
これから若い世代の子達が歩むのはAIやDX化によって、人間がやる事の価値が再定義される時代です。
今まで培った経験がコンピュータによって奪われ、その中で自分の価値を見出していかなければなりません。
厳しくなると思います。
それでも、僕は学ぶことを止めなければ絶対に生き抜いていけると確信しています。
学ぶことで変化を受け入れながらも対応できる力が付いていくからです。
若い内に学ぶ習慣を付けて、柔軟に対応できる人になって欲しい
一番の想いです。
参加者が確定〜嬉しい結果に〜
2週間ほど募集をかけて、参加者は次のとおり確定しました。
- 参加者は約23人(講師を除く)
- 10年目を超えるベテラン職員からも参加希望あり
60人ほどに募集をかけて、20人を超える参加者。
10人集まればいいなと思っていたので、予想以上の反響にびっくりしました。
また、何より嬉しかったのは、非対象者の10年を超える数人のベテラン職員から、
「参加したいけど、参加してはダメ?」
とお願いされたことです。
もちろんOK。断る理由がありません。
日々の業務とは異なり、スタートラインが一緒の勉強会。
ベテラン職員と後輩間でどのようなコミュニケーションが生まれるのか楽しみです。
Accessの勉強は業務時間内にやるべき?
今回のAccess勉強会は今までどおり、就業時間外の自己研鑽として行います。
正しくは自己研鑽という形でしかAccessを教えることが出来ないぐらい日々の業務に終われているからです・・・
業務上、Accessを使ってデータや、業務効率化のためのツールを作成しているので、
必ずといっていいほど、
「自己研鑽ではなく、業務時間内にやって欲しい」
という声があがります。
本音としては業務時間内にやるべきで、やってあげたいという気持ちがあります。
仕事の一環ですもん。
じゃあ、Accessの勉強は業務時間内にやるべき?という問いに対して、100%Yesであるかというとそうではありません。
Accessを自己研鑽で学ぶことによって次のメリットがあると考えています。
- プライベートでも学ぶ習慣が付く
- 他の職員との差が付く
- 部署の垣根を超えたコミュニケーションが生まれる
業務時間内に業務としてAccessを学ぶとすると、みんなスキルが付いて特別な価値感が薄まります。
今もこれからもみんなが出来ることに価値は付きにくい。
みんなが足踏みしている間に、着実と個のスキルを磨いて、オンリーワンを目指してもらいたい思いです。
教材をどうするか〜今までと逆の発想で〜
教材をどうするかも悩んだポイントです。
今までは最短で覚えてもらうために、業務内容に関連したオリジナルの資料を作成していました。
このオリジナルの資料が今までの勉強会の消化不良の原因となったと思っています。
・細かい操作方法までケアができない
・資料を作成するのに時間がかかり過ぎる
・欠席の日があると進捗の差が大きくなる
・講師の説明の仕方で受講者の理解が変わる
そこで、今回は発想を変えて、教材を市販のテキストにしました。
1人1冊共通のテキストを買ってもらって、基本は独習形式とし、分からないところがあったら講師に質問してもらう。
オリジナルの資料で浮き彫りになった問題点を全てカバーしてくれます。
市販のテキストを補足として、業務内容に関連したオリジナル資料を作成・活用することで理解が進むと思います。
今回の勉強会の教材は、
- メインは市販のテキストで補足で業務内容に関連したオリジナル資料
- 指定した市販のテキスト(1人1冊購入)
今までと逆の発想で勉強会をスタートします。
テキストを自費で買ってもらわないと勉強会に参加できないのはどうなのか?という意見も出ましたが、
この方法じゃないと出来ないという強い気持ち。
吉と出るか凶と出るか。
自分のペースで出来る独習形式に
メイン教材を市販のテキストにした事で独習形式とすることができました。
独習形式だと、
- 欠席しても自分のペースでできるため継続しやすい
- 人数が増えたとしても講師の負担が少ない
- 主体性が養われる
- 先に進んだ受講生が他の受講生に教えることで深い理解ができる
といったメリットがあります。
講義形式にある、欠席すると付いていけないという大きなデメリットを回避できて、
継続しやすい環境ができると思います。
習慣化に繋がればいいな。
参考までに、使用するテキストのリンクを貼っときます。
導入書としてはこれ1択だと思います。
勉強会の開催日数をどうするか〜継続優先か習得優先か〜
くどくなりますが、今回の勉強会は自己研鑽の一環です。
やり過ぎでも負荷がかかるし、少なかったら少なかったで覚えるのに時間がかかる。
正解がないので、自分が大切にしたい気持ちを最優先にしようと思いました。
学ぶことの大切さを感じ、学ぶ習慣を付けて欲しい
継続できるぐらいの負荷の日数で開催することにしました。
- 月2回の開催
- 2週目、4週目という感じで概ね開催日を決めておく
原則、減らすことはしません。
継続を優先し、限られた時間でどこまで習得しやすい内容にUpdateできるか。
常に悩んでいきたいな。
さいごに
これからの勉強会の様子や出た質問に対して、このブログで綴っていきたいと思います。
興味がある方は定期的に覗きに来てもらえると嬉しいです。
僕が開催する最後の勉強会。
継続できるように頑張ろう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。